神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2012年11月16日 エリアトップへ

東京農大 学生の研究、次世代に繋ぐ 小学生に里山保全を指南

公開:2012年11月16日

  • LINE
  • hatena
枯れた木を伐採し、年輪の観察を行った
枯れた木を伐採し、年輪の観察を行った

 市立虹ヶ丘小学校と市の建設緑政局、東京農業大学が連携し、1日、早野梅ヶ谷特別緑地保全地区(麻生区早野梅ヶ谷975ほか)で里山保全を学ぶ特別授業を行った。この試みは東京農業大学地域環境科学部の学生が、日ごろ同保全地区で行っている研究活動の一環として実施。今後の地域を支える次世代の担い手に里山保全に対する意識を高めてもらおうと、同緑地の近隣に暮らす児童に身近な自然の貴重さや保全の難しさを教える企画を行った。

 当日は同大の学生と同小の6年生児童と教員、市緑政局職員らが参加。サワガニやクモの習性、キノコや樹皮の生態など、児童の興味に応じた班に分かれ、フィールドワークを行った。里山の中では学生が先生役となり、実際に自然に触れながら児童から集めた疑問に答えていた。

 児童は班の研究テーマに合わせ、学生の助けを借りながら生体の捕獲やスケッチなどを行った。「普段小学生ができないようなことを体験させたい」という学生側の要望から、授業にはノコギリを使った枯れ木の間伐など実践的な内容が盛り込まれた。

 樹皮について調べたという同小の鈴木未結さん(12歳)は、「樹を切ったり年輪を数えたりと、初めての経験が多くて面白かった。もっと早野のことを知って、自分の住む地域の里山を守っていきたい」と話した。

 市緑政局は「今回の反省点なども踏まえて、来年以降も継続していきたい」としている。

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook