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麻生区版 公開:2013年1月11日 エリアトップへ

2月9日に麻生市民館で行われる講座「ハッピー・パパライフ」の講師を務める 塙 博臣さん 片平在住 57歳

公開:2013年1月11日

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人と「向き合う力」伸ばしたい

 ○…会社に命じられ、使命感から取り組んだ「組織風土改革」。方法を学ぶうちにコミュニケーションの奥深さに触れ、いつしか大きなやりがいとなった。現在は地域にその裾野を伸ばし、講師として活躍。「意思を伝えやすくなると、やりたいことが見えてくる。目指すは地域の絆づくり」。来月9日に市民館で行われる講座「ハッピー・パパライフ」の講師を務め、父親の家庭内でのコミュニケーションについて語る。

 ○…自然豊かな北海道の大地に生まれ育った。ロボット博士に憧れるかたわら、スキーや野球に明け暮れる活発な少年だった。大学卒業後は自動車メーカーのマーケティングや企画開発の職に就いた。「青年期からはずっと競争の半生だった」。37歳で出向先の組織風土改革の仕事を任された時、転機が訪れた。理屈で考える「左脳系」の仕事から一転、複雑な人の気持ちを扱う仕事に。「日々、正解がない疑問にぶつかった。でも、それが自分をも見つめ直すきっかけになった」

 ○…主催する講座には、親子関係に悩む主婦や、独居の高齢者など様々なバックグラウンドをもつ人が集まる。「年齢も性別もバラバラな人たちが、相手を受け入れて話すうちに深い人間関係を築く。明るい表情になって帰る人たちを見るのは一番の喜び」。講座は、相手を受け入れ、信じることから始まる。「相手の言うことを否定せずに受け入れるのは、意外と難しい。その壁を越えた時、1歩進んだ人間関係になる」

 ○…約10Kmのジョギングを毎週末の習慣にしている。昨年の2月には東京マラソンに出場し、完走した。「一歩一歩足を踏み出していけば、いつかゴールにたどり着く。それは何事も同じこと」。将来、定年を迎えた後も活動を続けたいと考える。「地域には様々な可能性を持つ人がいるが、今は声をあげ、実行しづらい社会」。市民が声を上げて、力を合わせやすい地域づくりに今日も心血を注ぐ。
 

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