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麻生区版 公開:2013年2月8日 エリアトップへ

全国手づくり楽器アイデアコンテストで数々の賞を獲得した 岡 信行さん 栗木台小学校教諭 54歳

公開:2013年2月8日

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作る過程も音楽

 ○…1月19日に開かれた全国手づくり楽器アイデアコンテスト(音楽のまち・かわさき推進協議会主催)ではヒョウタンで作ったオカリナ「ヒョッコリーナ」が優秀賞に輝いた。このコンテストでは4年連続で賞を獲得。11年にはドングリを並べて作った笛で大賞を受賞した。「吹き口さえあれば、たいていのものが楽器になる」。作品にはタマゴやタッパー、トイレットペーパーの芯で作ったものもある。「何かものを見ると、すぐにどんな音が出るのか想像してしまう」

 ○…本業は市立小学校の教諭。勤務先の学校に焼き窯があったことから、オカリナ作りに挑戦し、児童にも作り方を教えるようになった。魚やロケットなど思い思いの形のオカリナを作る児童たちの姿が楽器づくりの原点だ。「意外な形のものがいい音色だったりする。子どもたちと一緒にチャレンジできた」。竹林が近くにある学校に赴任してからは竹を使った笛でクラブ活動を行った。

 ○…病院や敬老会などに依頼されて演奏を披露することが多い。その場で粘土をこねてオカリナを作ってみせることも。「音が鳴ったときに驚く子どもやお年寄りの顔がたまらない。ただの粘土だったものが楽器になることに喜んでもらえる」。作った楽器のほとんどが指で穴をふさいで音階が変えられる仕組み。「自然の素材は、素材が持つ独特の音色がする。貝なら高くて透き通るような音、ヒョウタンは柔らかい音色」

 ○…「音楽は作る過程も楽しい」。身近なもので音楽を楽しむ人が増えてほしいと考えている。「基本的な道具は100円ショップで買えるものばかり」。楽器は高価なものが多いが、手作り楽器なら経済的な負担が少ないのが魅力。吹き口をつけることで、色々なものを笛にする方法は確立できた。「行くつくところまで行った感じ。すでに次の新しい構想は考えてある」と来年のコンクールが待ち遠しい。
 

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