神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2014年3月7日 エリアトップへ

川崎市 PM2.5測定局3カ所増設 監視体制を拡充

公開:2014年3月7日

  • LINE
  • hatena
柿生自排局のPM2・5自動測定機
柿生自排局のPM2・5自動測定機

 川崎市はこのほど、微小粒子状物質PM2・5測定局を川崎区、麻生区に3カ所増設した。これまで市内にあった測定局は11カ所。PM2・5に関する市民の関心が高まっているため、監視体制の拡充を図る。

 PM2・5の測定局には2種類あり、市内には、一般環境大気を測定する一般局が大師、幸、中原、高津、宮前、麻生の6カ所、自動車排出ガスを測定する自排局が池上、日進町、二子、宮前平駅前、本村橋の5カ所がこれまで設置されており、常時監視、測定が行われてきた。これらに加え市は2月までに、市役所第4庁舎内と田島こども文化センター内に一般局、柿生消防署柿生出張所内に自排局を設置し、測定を開始した。

 増設によって、より詳細な市内の状況把握が可能になった。市環境局は「市民の社会的関心が高まっているため、計画的に監視体制の拡充を図った」としている。

濃度上昇で人体に影響も

 PM2・5とは、大気中に浮遊している2・5マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1㎜の千分の1)以下の小さな粒子のこと。髪の毛の太さの30分の1程度の大きさのため、人間の肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念される。

 国立環境研究所の菅田誠治主任研究員は「一般的にこれからの春先には高濃度になる場合が多いが、季節に関係なく濃度が上昇することがある」としている。

 環境省によると、人が健康でいるために適切な環境水準としては、1年平均値が1㎥あたり15マイクロ・グラム以下、かつ1日平均値1㎥あたり35マイクロ・グラム以下と定められている。しかし、2月下旬、PM2・5の濃度が北陸や近畿地方を中心に上昇し、一日の平均値が国の指針である、大気1㎥あたり70マイクロ・グラムを超えると予測されたため、10府県が注意喚起を行った。

 市内の計14カ所で測定された結果は、市のホームページ(http://sc.city.kawasa

ki.jp/taiki/HOURLY/HT01I

20140303.html)で1時間単位で更新され、公開されている。
 

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook