麻生消防署は区内の金程調整池で5月28日、29日、水防訓練を麻生区役所道路公園センターの防災機関と連携し、行った。これからの、台風や集中豪雨による風水害のおそれがある季節に備えるもの。水防訓練は昨年、初めて同センターと連携し行い、今回で2回目となった。
2日間でのべ140人の職員が参加した。28日には、中山和子麻生区副区長や区役所危機管理担当も視察。道路公園センターの指導のもと、消防署員たちは土のう作成訓練、積土のう工法訓練のほか、マンホール噴出防止工法、住宅浸水防止工法を実践しながら、学んでいた。マンホール噴出防止工法では、雨水の量が下水道の処理能力を超えてしまうと、マンホールから噴出してしまうことがあるため、周囲を土のうで囲むことで、急激な噴出を防ぐことができるなど、専門的な知識を共有。大規模な自然災害に対し、迅速・的確な水防活動や被害の拡大防止を行うため、技術や水防意識を向上させる訓練に励んでいた。
同消防署の松澤孝行署長は「若い署員たちにも、専門的な知識を身につけさせることができた。道路公園センターの方々と顔の見える関係をつくり、結束して区民を守っていきたい」と話した。
麻生区役所道路公園センターの綱島清所長は「麻生区内には、がけ地や急傾斜地が多いので、山の方から水が流れ込んでくるおそれがある。そういった地域の特性に合った訓練ができたのではないか。麻生消防署との関係をより強化し、連携を図っていきたい」と語った。
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