神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2014年6月6日 エリアトップへ

川崎市 待機児童62人 大幅改善 定員増や補助拡大で

公開:2014年6月6日

  • LINE
  • hatena

 438人だった保育所の待機児童が62人に激減――。川崎市は先月26日、待機児童数を発表した。2年連続の県内ワースト1から脱して大幅な改善となった。待機児童の問題は福田紀彦市長が「最重要課題」として掲げ、市を挙げて取り組んできた。

 市の発表によると、今年4月1日時点の就学前児童数は前年比54人増の8万963人。保育所利用申請者は前年比1336人増の2万3500人で過去最多を記録した。実際に入所した児童数は前年比1531人増の2万930人だった。

 保育所に入れなかった児童は2570人。国の定義に従って「川崎認定保育園」や「おなかま保育室」など認可外施設で対応した児童数を差し引いた62人を待機児童として算出した。前年の438人と比べて376人減少した。同様の算定を始めた01年以降で最少となった。

 区別の内訳は宮前区が最多の16人、次いで中原区が14人、高津区が9人、多摩区が7人、幸区が6人、麻生区と川崎区が5人だった。

 待機児童対策は昨年11月に就任した福田市長の選挙公約のひとつ。昨年12月に対策推進本部を設置し、認可保育園の整備を進め、1330人の定員増を図った。川崎認定保育園の助成対象を拡大し、保育料補助を最大2万円まで増額し活用を促進した。また、全区に担当者を配置し、保護者の相談機会を拡充した経緯もある。

 市は「待機児童ゼロ」をめざし、来年4月に認可保育所の定員を1540人分増やす計画。市民・こども局の担当者は「職員体制を整備しながら保育資源を有効に活かしていきたい。各区できめ細やかに実施して1人残らず紹介できる体制を整えたい」と話している。

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook