麻生警察署(川田安男署長)は6月5日に多摩警察署と合同訓練を行い、署を越えた緊急配備について確認した。
訓練は、麻生区東百合丘3丁目にある「ローソン川崎東百合丘三丁目店」で強盗事件が発生したと想定。犯人役となる2人組の男が午後2時ころ、コンビニ店に客を装い侵入し現金を強奪し車両で逃走。コンビニの店員からの通報により緊急配備が発令され、検問中の警察官が逃走車両を発見し停止させ犯人を確保するというもの。
コンビニ店は多摩区との区境にあり、訓練では麻生警察署と多摩警察署が連携。多摩区南生田にある明治グループ百合丘総合センター前の交差点で、両警察車両が犯人を挟み、逮捕した。
今回の訓練では端末を使い、コンビニの防犯カメラ映像を直接署員に送る検挙法が取られた。これまでの署を越えた情報交換は無線を使用していたが、画像を直接署員に送ることができるため、犯人の顔や服装などの特徴が分かりやすくなったという。
訓練の指揮をとった吉富孝弘麻生警察署地域課長は「実践を想定した訓練となった。無線を使っていたこれまでとは違い、情報端末を使うことで隣接署との情報交換のスピードが格段に上がることが確認できた。この訓練の経験や成果を忘れることなく、いざという時に役立てていきたい」と話した。
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