「かわさき街おこしシネマプロジェクト」の代表を務める 安藤 肇さん 安藤法律事務所代表 49歳
「川崎を小ハリウッドに」
〇…この夏完成した映画『小川町セレナーデ』の資金集めや協賛スポンサーの獲得、さらには市民エキストラの募集に奔走し、映画製作を支えた。川崎を舞台に、川崎でロケを行った同作品は「昭和の匂いを感じさせる。ホロッとさせるシーンもあり、温かさを感じさせる」。作品の魅力を語る口調は熱を帯びる。映画は10月4日からチネチッタ(小川町)、角川シネマ新宿を皮切りに、全国で順次公開。目下、多くの人に、この映画と川崎を好きになってもらおうと、様々な場面を見つけてはPRを行い、チケットを売っている。
○…本業は弁護士。地域活動にも熱心で奉仕団体「川崎ロータリークラブ」などで汗を流す。「利他的」「熱血漢」というのが周囲の一致した見方。そんな人柄が見込まれ、プロジェクトの代表に推された。映画作りは様々な権利関係が絡むことから法律のプロの観点から契約書のチェックも行った。また、エキストラにも挑戦し、映画作りの大変さを実感した。一連のプロジェクト活動を通じ「川崎をリトルハリウッドにしたい」
○…港北区綱島で生まれ育った。少年時代から川崎駅前の映画館に足を運び、川崎球場(現・川崎富士見球技場)で野球観戦を楽しんだことから「川崎は身近に感じていた」という。18年前、当時、弁護士過疎地域だった川崎に法律事務所を構え、現在は相続や土地関係の相談、債権回収などに従事する。そのかたわら、3年前には神奈川県弁護士会の副会長を務め、現在は横浜弁護士会川崎支部長。地域の法曹界の牽引役でもある。
○…多忙を極める中、落語鑑賞とカラオケがもっぱらの息抜き。「カラオケは『小川町セレナーデ』の舞台となった『スナック小夜子』のような場所で歌っています」と笑みを浮かべる。6月に解散した人気音楽グループ・ファンキーモンキーベイビーズの曲が十八番。人柄同様、選曲もアツい。現在、夫人と2人暮らし。
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