麻生消防署はこのほど、区内初となる放火防止教室を麻生市民館で行い、放火をどう防ぐのかを地域住民と一体になり話し合った。
区内岡上では、2005年頃から1月に放火が発生する年が多くなっており、昨年1月にも3件、今年1月にも6件発生している。同消防署では岡上町内会、岡上西町内に対し、緊急回覧板を回すなど対策を講じているが、未だ犯人は捕まっていない。また、川崎市内の火災原因は1976年から38年間連続で放火火災が第1位となっている。
こうした状況を受け、放火対策を考える生涯学習として行われた防止教室では、「子どもの頃から火災予防の教えが必要ではないか」「公園の清掃で集めた枯葉を長時間置いておくのは危険ではないか」など活発に意見が交わされた。
同消防署は「町内会の具体的な事情を聞くことができ、行政側の取組みを紹介することもできたので、距離が縮まった。回数を重ねることで内容も充実してくるのでは」としている。
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