区内上麻生の常安寺に今年1月、同寺で語り継がれている伝説の河童の石像が建立された。お盆を前に、その正座をし、お経を唱える姿が、にわかに話題を呼んでいる。
鶴見川と麻生川の近くにある常安寺によると、ある日「死んだ仲間の葬式の時にお経をあげてやりたい」と河童がお経の教えを請いにやってきた。感心した和尚はお経を教え、河童はその読経に従って何遍も唱えていたという。それが終わると河童は紙にお礼と「河童の平六」という名を書き、墨で手印を押して和尚に差し出した。その後は仲間の供養にお経を唱えているのか、二度と姿を見せていないという。
同寺の磯野善秀住職は「近所の子どもたちにも人気の河童に会いに、お立ち寄り下さい」と話している。
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