夏場に入り、麻生区でも熱中症による救急搬送が急増している。7月11日に関東・東海各地で今夏初の「猛暑日」(日中の最高気温が35℃以上)を記録するなど、高温の日が続いていることから今後も熱中症対策の必要がありそうだ。
昨年を上回るペース
麻生消防署によると、管轄する麻生救急隊、柿生救急隊、栗木救急隊による、6月から8月3日までの熱中症での救急搬送出動件数は25件。昨年の同時期は21件で、増加傾向にあると言える。今年の特徴を見ると6月は1件だったが、7月10日から救急搬送が立て続けに発生。7月は約20日間で18件、8月は3日間で既に6件の報告があったという。
25件の年代別の内訳は、70代が5人で最も多く、次いで60代と80代が4人ずつと、60代から80代の熱中症が全体の半数以上を占めている。ただ10代と20代、40代もそれぞれ3人が搬送されており、若年層でも熱中症に罹る恐れはある。
状況は主に日中で、屋外での作業中やスポーツ、自転車に乗っている時など様々な報告が挙がっている。室内での熱中症も数件あり、同署では「熱中症は高温多湿な状況で発生するので、室内でもエアコンや扇風機などを使って風通しを良くしてほしい。屋外では、気温が高い時の激しい活動は避け、換気の良い日陰で十分な水分補給を心がけてほしい。症状が重い場合は病院へ行くか救急車を呼んでください」と注意を呼びかけている。
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