和光大学は来年4月、地域連携研究センターを開設する。11月7日には開設を記念し、シンポジウム「地域と和光大学との協働」を行った。
地域連携研究センターは、21世紀の市民社会を支える市民へと学生を育成するとともに、地域社会と連携し、自由な研究と学習の輪を拡げ、地域社会の発展に貢献することを目的に開設される。同大学にはこれまでも、市民講座などを行ってきた「大学開放センター」や「ジェンダーフォーラム」、鶴見川流域で環境保全活動などを行ってきた「地域・流域共生センター」など、地域連携の取り組みを行う拠点があったが、窓口を一本化することによって、地域住民によりわかりやすくし、さらなる連携強化を目指す。
記念シンポジウムで同大学の伊東達夫学長は「和光大学は今年で創立50周年を迎えた。これまで岡上小での出前授業や鶴見川での活動など地域連携を行ってきたが、半世紀の歴史をふまえ、さらに一歩前へ進みたい。机の上の学習だけではなく、地域特有の話題などを通して地に足をつけた学習を行っていきたい」と話した。
また、シンポジウムでは同大教授らにより、「大学と地域の連携を活かした遊びの場づくり」、「不登校児童・生徒の居場所づくりと適応支援」「地域とともに活動するスポーツクラブを目指して」「産学連携による人材育成と地域活性化の両立」をテーマにこれまでの事例発表などが行われたほか、パネルディスカッションやポスターセッションが行われた。
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