第94回全国高校サッカー選手権の神奈川県2次予選決勝が11月7日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、区内栗木の桐光学園が横浜市立東高校を2対0で破り2年ぶりの優勝を果たした。同校は12月30日に開幕する全国大会に神奈川県代表として出場する。
準々決勝、準決勝と相手校の守備的な戦術もあり、それぞれ1対0で勝ち進んだ桐光学園。1万1500人の観衆で埋まった決勝戦で本来の実力を発揮した。
試合開始から主導権を握り、相手に攻撃の機会を与えない的確なプレーが続く中、主将の小川航基選手(3年)が前半12分に右足で先制ゴールを決めた。鈴木勝大監督が「彼の決定力が決勝で出たことは良かった。早い時間にゴール出来たことも大きい」と振り返るように、その後も落ち着いた試合運びを続け、後半には小川選手が2点目を挙げ、初の決勝進出となった市立東を完封した。大会を無失点で勝ち抜いた桐光学園の同大会での優勝回数は9回となり最多となった。
昨年の悔しさを糧に
大会4連覇を目指した昨年は3回戦敗退という悔しい思いを経験した同校。決勝戦直前には同校OBで横浜F・マリノスの中村俊輔選手が激励に訪れ、それまでの準備や強い気持ちが決勝戦で大切だというアドバイスで選手の背中を後押ししたという。鈴木監督は「私自身、夜も眠れない日があり、選手もスタッフもこの想いを忘れなかった。まずは全国大会のスタートラインに立ってファイティングポーズを取ることが出来る」と思いを語った。
決勝で2得点と実力を見せつけた小川主将は「今年はメンバーそれぞれがチームを引っ張っていける力がある。この結果に満足せずに全員で日本一を目指していきたい」と全国大会への意気込みを語っている。
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