障がい児の子育てを支援しようと、市内の市民グループ「豊かな地域療育を考える会(新井靖子代表)」がハンドブックを発行した。2010年に発行した支援ムックの続編。制度変更や障がい児を取り巻く環境の変化に対応し、新しい情報を盛り込んだ。
同連絡会は、障がい児などの特別な支援を必要としている子どもの支援活動に取り組む人で構成するネットワーク組織。障がい児の保護者や障がい児にかかわる法人、団体のメンバーで構成されている。2010年9月に「障がい児の子育て支援ムック」を発行した。
「どこへ行けば助けてもらえるのか、どれだけ社会支援があるのか知らない人が多い。福祉制度は自ら申請する必要があるので、多くの人に伝えたかった。仲間がいるというメッセージを込めた」と話す新井代表。
ムックを発行してから5年経過し、その間に児童福祉法の改正があったほか、市の制度変更や「放課後デイサービス」などの施設増加など環境も変化した。最新情報による適切な相談支援が求められていたという。
今回のハンドブックはB5判型で本文96ページ。定価は500円(税込)。イラストを多用し、楽しい雰囲気に仕上げた。マップや相談機関一覧、制度・手当・サービスガイドのほかにも専門家からのアドバイスや先輩母・父の体験談など読み物ページも充実している。
3千部発行し、書店流通はしない。販売は▽療育ねっとわーく川崎サポートセンター(多摩区登戸2984の3)▽稗原ユーズカフェ(宮前区菅生ヶ丘23の6)▽サポートハウス「わにの家」(中原区今井南町561の9)▽カフェイズミ(高津区下作延3の20の5)の4カ所。郵送でも対応している。問合せは同事務局(【電話】044・455・7468)。
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