4月末から5月の連休期間に麻生区などで開催された「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」。この全公演で、熊本県など九州地方で発生した大地震被災者支援の募金活動が出演者らによって行われた。
4月23日に開催されたオープニング公演のオペラ「愛の妙薬」には熊本出身の田中大揮さんが出演しており、講演終了後は衣装のまま他の出演者らと募金への呼びかけなどを行っていた。
他の公演でも出演者との記念撮影や、人形に着ぐるみといった舞台衣装での呼びかけなど、趣向を凝らした活動を実施。総額で368万4022円が集まった(5月11日現在)。
これら支援金は佐藤忠男同祭実行委員長や田中さんらが5月20日に川崎市役所を訪れ、福田紀彦市長に「川崎市 熊本地震被災者支援」として全額を寄付した。関係者は「音楽を通して心が一つになったことに感謝しています」と話している。
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