11月5日(土)から市アートセンターなどで、全28作品の映画上映と関連イベントによる「しんゆり映画祭2016」が始まる。今回は上映作品の選定にも市民スタッフが関わるなど、新たな取組みが導入されている。
今回新たに取り入れられたのが上映プログラムの決定方法。これまでは市民を含む10人ほどの委員会で作品選定を行ってきたが、より多くの市民スタッフが作品選びに関わることが出来る仕組みに変更した。
同祭事務局では「今までは決まった作品で映画祭を盛り上げていくスタイルの運営だったが、映画祭に関わる多くのスタッフから上映したい作品や企画も聞いてみようということで候補作の公募を行った」と話す。4月の全体会でスタッフに告知し、単体作品、特集の企画提案を募集した後、提案者によるプレゼンテーションと投票でプログラムを決めていった。
今祭では最多得票となった「2016年の顔 菅田将暉」特集や、「R180〜見逃すのはもったいない!長尺日本映画傑作選〜」などがプログラムに加わったことで、作品ラインナップに幅が生まれた。「自分たちで考えて選んだ作品が並ぶことで映画祭により深く関わり、やりがいを感じて貰えるスタッフが増えたと思います」と関係者は話している。
バラエティ豊かな作品揃う
今年は他にも「映画大学がある街での映画祭」という色も打ち出しており、前身となる日本映画学校の創始者・今村昌平監督や大学関係者、OBの監督作品上映・トークショーなども組まれている。他にも活弁上映後の映画音楽コンサート(11月6日)や新ゆり21ホールで「シネマ落語とトークライブ」(同12日)など地域と連携した様々なプログラムが予定されている。
しんゆり映画祭2016の上映作品など詳細はHP(http://www.siff.jp/siff2016/)で確認を。問合せはNPO法人KAWASAKIアーツ・映画祭事務局(【電話】044・953・7652)へ。
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