2017年の年頭にあたり、タウンニュース麻生区版では、昨年4月に就任した北沢仁美区長にインタビューを実施。昨年の振り返りや麻生区のこと、今年の重点施策やまちづくりについて聞いた。(聞き手/本紙・麻生区編集室 中島正裕)
―まずは昨年の振り返りをお願い致します。
明けましておめでとうございます。
昨年は、麻生区では、大きな事件・事故はございませんでしたが、4月に熊本地震が発生し、自然災害に対する備えの重要性を改めて認識しました。麻生区は、土砂災害警戒区域が川崎市内で最も多いことから、地域防災力の向上に取り組む必要があります。
また、地域包括ケアシステムがスタートしました。区役所に地域みまもり支援センターが設置され、地区担当の保健師が町内会・自治会へ訪問し、地域の情報・課題等のヒアリングを行いながら、誰もが地域で安心して暮らすための取組を進めています。
他にも、桐光学園高等学校サッカー部及び男子バスケットボール部が全国大会に出場を決め、区役所を訪れてくれたことも印象に残っています。
―昨春に新区長として赴任してから、麻生区の印象はいかがでしたか。
アルテリッカしんゆりや10周年を迎えたkirara@アートしんゆりなど様々な催しとともに、豊かな緑に恵まれた素敵な環境で働ける喜びを日々感じています。
また、町内会・自治会の皆様や、区民会議委員の皆様、「麻生市民交流館やまゆり」など多くの団体の方々が地域の課題解決や市民活動に取り組まれている姿も印象に残りました。
―2017年の重点施策について教えてください。
何と言っても地域包括ケアシステムを推進していく必要があります。出前講座等の地域活動支援メニューや、地域の親子、保育園と高齢者の交流を深める多世代交流事業等を活用して地域づくりを行うとともに、町内会・自治会の皆様、新体制となった民生委員・児童委員の皆様、大学や関係機関と連携・協力して、麻生区らしい地域包括ケアシステムの構築に向けた動きを加速させていきます。
―麻生区における新しい動きはいかがでしょうか。
昨年、川崎市は小田急電鉄株式会社と「小田急沿線まちづくり」に関する包括連携協定を締結しました。黒川駅前には、読売日本交響楽団の活動拠点となる練習施設が誘致されるとのことですので、こうした機会を捉え、多彩な芸術・文化活動をより広く、区民の皆様に知って、身近に感じて頂くために、新しい情報発信にも取り組んでいきたいと考えています。
―最後に区民へのメッセージをお願いします。
区内では、年間を通じて様々なイベントが行われておりますので、参加をきっかけに、顔のみえる関係づくりをして頂きたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
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