同性愛者や両性愛者といったLGBTへの差別が社会問題となっている中、映画館やライブホールなどの複合商業施設「ラ チッタデッラ」(川崎区小川町)を運営するチッタエンタテイメントはイベントを通じて差別の解消を目指している。
同社は「LGBTには芸術・文化の分野で類まれな才能を発揮する人が多い」と強調。根強く残るLGBTへの偏見をなくし、人同士が性差を超えて関わり合える施設を目指している。
昨年8月には同施設内にあるライブホール「クラブチッタ」で、LGBTをテーマにした第1弾のイベント「今めかしないと」を開催。ゲイタウンとして有名な新宿二丁目と深い関わりを持つアーティストらが次々と舞台に登場し、来場者に対してLGBTへの理解を求めた。
今年も1月13日(金)に2回目を開催する。初回のオールナイトとは一転し、今回は午後6時から開かれ、子どもから大人まで楽しめるようになっている。「ラ チッタデッラ」らしくアイドルやアニメソングなどを披露し、楽しみながらLGBTへの理解を深める催しへと変貌している。
さらに、今年は「チネチッタ」で、LGBTを題材にした映画の上映会を「CINECITTA’ レインボーシアター」と銘打ち開催。初回は同日に、同性カップルを親に持つ子どもの目線から家庭の日常を追ったドキュメンタリー作品『ゲイビー・ベイビー』を上映する。
同社は、川崎市が標榜する、障害者や性的少数者が差別されない多様な価値観を受け入れる(ダイバーシティな)街づくりにも共感。「ダイバーシティな街づくりに貢献していきたい」としている。
イベントと映画の詳細はチッタエンタテイメントHP(【URL】http://lacittadella.co.jp/)。
麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|