区内王禅寺の王禅寺処理センターで整備が進められてきた敷地内の散策路と資源化処理施設の屋上庭園が完成し、本日27日正午から供用開始となる。
旧健康とふれあいの広場である散策路「王禅寺かわるんパーク」は同センター南側にある約10000平方メートルの敷地。約300mの散策路の脇には区の木である禅寺丸柿を、保存会から寄贈された木を含む6本植栽した他、元々植生していた郷土種の草木や桜なども植えられている。これまでこの場所を通って田園調布学園大学側へ抜ける住民がいたこともあり、ベンチとトイレも配した広場となっている。利用は24時間可能。
屋上庭園は既にオープンしている環境学習施設「王禅寺エコ暮らし環境館」上に設けられたもの。4000平方メートルの敷地には四季ごとに咲く花がスロープなどに植えられている他、太陽光発電パネルや風力発電装置、施設内灯の一部を採光する太陽光集光装置があり、環境学習の場としても活用できる。利用時間は午前9時から午後4時30分。
両施設とも2015年12月から整備が始まり、このほど完成した。費用は屋上庭園を含む施設の外構工事が約3億5000万円、かわるんパークが約3億3000万円となっている。
川崎市の担当者は「両施設とも地域の方々と意見交換を行い協働で整備してきた。郷土種や四季の変化が楽しめる植物を取り入れ、広場や菖蒲池、休息場所なども設けているので地域の方々のくつろぎや交流の場として利用してもらえれば」と話している。
![]() 建物の屋上庭園
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