麻生区王禅寺西在住の岩田輝夫さん(74)、恵美子さん(72)夫妻が先月28日から今月5日、自宅で「小さな作品展」を開いた。輝夫さんが手掛けた陶器約200点と、恵美子さん手作りの布人形約90点が展示され、区内外から多くの人が訪れていた。
輝夫さんが焼き物に目覚めたのは、約40年前。青葉区寺家町の陶芸教室に通って腕を磨き、60歳の時の退職をきっかけに、本格的に打ち込むようになった。人から勧められ、少しでも誰かにみてもらおうと、10年前に始めたのが自宅での作品展で、以来2年に1度開催し、今回で6回目となった。川崎・新ゆりの芸術祭「アルテリッカ新ゆり美術展」には、2009年の初開催以来、毎回出展。自宅には工房も構え、「焼きあがるのが深夜1時になることもある」という熱中ぶりだ。
一方の恵美子さんは、約35年前に友人同士で始めたのがきっかけで、布人形作りを続けている。やはり「60歳の退職がきっかけで思いきり作るようになった」と振り返る。作るものは「思いつき」と語るが、5人の孫や七五三、サッカー選手など愛らしい作品が自宅に並ぶ。夫婦そろって、一つのものに没頭するセカンドライフはまだまだ続きそうだ。
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