区内高石在住の井原信行さん(73)が麻生いけばな協会(倉田理貴代表・古流松藤会)に花器や剣山、鋏など数十点を寄贈した。
この花器類は十数年前に亡くなった井原さんの母、梅香さんが集めてきたもの。生け花「広山流」の師範として地域で教室を開きながら流派展への出展も精力的に行っていた梅香さん。井原さんが自宅の整理で見つけた10箱以上の段ボールに収められた花器類を「家族でもこれらの価値は分からない。処分することは簡単だが、使ってくれる方がいるなら活用して欲しい」と、同協会に相談を持ちかけ、寄贈することにした。
6月7日に井原さん宅を訪れた倉田会長は「厚手でしっかりした素晴らしい器ばかり。生け花の流派を超えてもアレンジできそうな器もある」と語った。同協会の阿部芳翠さん(草月流)も「自分でも使ってみたい器が多い。剣山や鋏、カゴなども活用させて頂きます」と話した。
寄贈された花器類は毎年地域向けに開催している子ども生け花教室などで使われる予定だ。
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