麻生区版 掲載号:2017年9月15日号 エリアトップへ

活力の源は「感動の追及」 75歳の大学院生 西村颯香(さつか)さん

文化

掲載号:2017年9月15日号

  • LINE
  • hatena
大学院で高齢者と子どもたちの関わりを学ぶ西村さん
大学院で高齢者と子どもたちの関わりを学ぶ西村さん

 今年75歳になった西村颯香さんは4月から田園調布学園大学の大学院に通い、福祉について学んでいる学生の一人だ。

 大学院の人間学研究科で学んでいるのは、子どもと高齢者の世代間交流によってもたらされる相乗効果など。「施設にいるおじいちゃんおばあちゃんが、訪問してきた子どもたちとふれあうことで元気になっていく様子は実感していましたが、子どもの方はその時にどう感じているんだろう、高齢者も本当に元気になっているのかなって興味を持ったのがきっかけです」と西村さんは話す。

福祉学び地域に還元

 23年前、交通事故に遭った夫を介護するも8年後に他界。悲しみを乗り越えて進んだのが「福祉を学ぶ」という道だった。専門学校に通い始め、2年後の2005年に同大の人間福祉学部に3年生として編入し、子どもから高齢者、精神など福祉全般を学んでいった。大学卒業後は「介護予防」の重要性を実践するために宮前区の自宅を開放し、ボランティアによる高齢者ミニデイサービス「ふれあいサロン・さつか」を設立。地域の仲間と高齢者の拠り所を提供している。「他の人がしないことで地域に貢献したい。皆さんに喜んでもらったことがいつか自分にも回りまわってくることがあったら嬉しいじゃない?」と西村さんは笑う。

目標見据え日々を有意義に

 「見たい所や食べたい料理があれば仲間を誘って訪れます」。大学院に通いミニデイサービスの運営に加え、新生児の母親訪問、老人いこいの家の実施委員といったボランティアに動き回りながらも旅行やグルメツアーなど、プライベートも充実させる西村さん。「家でゆったりとかしていられない性格なんです。陶芸や絵画などの趣味で何かを作る代わりに私は知識や経験を貯めていきたい」。

 学ぶことにボランティア、趣味の旅行など全ての行動の基にあるのは「感動の追及」だという西村さん。知的欲求を満たし、喜ばれる活動や旅行先の風景、美味しい料理などを感動として吸収していくことが日々の活力に繋がっている。

 最近は市内外で講演を依頼される機会も増えており、そこで伝えているのが「60歳を楽しみたいなら50代を頑張る、70歳だったらその前を頑張る。先の目標を考えながら毎日を有意義に暮らすことが元気になる秘訣だと思うんです」。

 自身の目下の目標は、大学卒業当時に取得できなかった「社会福祉士」資格への再挑戦。少し先も見据えた日々の行動も元気の源となっている。

麻生区版のローカルニュース最新6

国の文化財 登録へ

二ヶ領用水

国の文化財 登録へ 文化

官民一体 「価値高め、後世に」

7月12日号

川崎で40年ぶりに復活

神大OB組織

川崎で40年ぶりに復活 文化

市内卒業生 有志が再建

7月12日号

西生田中生が記者体験

西生田中生が記者体験 教育

取材、記事の書き方学ぶ

7月12日号

理美容で途上国支援

理美容で途上国支援 社会

30日 チャリティーカット

7月12日号

ねんど造形で創造力養う

ねんど造形で創造力養う 教育

田調大でアート企画

7月12日号

年に1度の成果披露

年に1度の成果披露 文化

市民館でサークル祭

7月12日号

花苗の提供先を募集

花苗の提供先を募集 社会

区内の美化推進事業

7月12日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月7日0:00更新

  • 5月31日0:00更新

  • 5月24日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

一面に壮大な夏の夜空

新百合ヶ丘総合病院

一面に壮大な夏の夜空

プラネタリウム上映会

7月19日~7月19日

麻生区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年7月12日号

お問い合わせ

外部リンク