神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2018年1月12日 エリアトップへ

戌年特別インタビュー 盲導犬の幸せな生き方 訓練センター長に聞く

社会

公開:2018年1月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
山口センター長と訓練犬のユキちゃん
山口センター長と訓練犬のユキちゃん

 「グッド!」――。その声に盲導犬の卵たちがしっぽを振る。横浜市港北区にある、日本盲導犬協会神奈川訓練センターでは40〜50頭の犬たちが訓練中。そんな彼らの”犬”生と訓練センターの役割について、センター長の山口義之さんに聞いた。

盲導犬になるまで

 盲導犬は視覚障がい者が外出する際、歩行をサポートする身体障害者補助犬。公共施設や交通機関、飲食店、ホテルなどに行くことができる。

 健康で適性のある親犬から生まれた子犬たちは、1年間ボランティアのパピーウォーカー宅で育てられる。1歳になるといよいよ訓練センターへ。日々街へ操り出し、基本動作の「段差で止まる」「曲がり角を見つける」「障害物をよける」ことをひたすら身に付けて行く。盲導犬になれる犬種は、主にラブラドール・レトリバーかゴールデン・レトリバー。「褒められることが好き」「作業を淡々と行う」などそれぞれが持つ個性を見極め、適性や作業内容を評価していく。ユーザー(飼い主)との共同訓練を経て盲導犬デビューを果たすと、10歳で引退を迎えるまでユーザーの目となり足となり、そばでともに歩み続ける。

よりよい犬生を

 目指すべきは「ユーザーも犬も楽しそうに歩く姿」。犬は「グッド」という言葉とその笑顔のために自ら動き、飼い主は「頼るだけでなく頼られる存在」がいることに生きる希望を抱く。そうした関係性を築くため、訓練時から負担をかけずに楽しく作業できる環境を作っておくことが大切だという。

 「作業そのものを楽しいと思ってもらえるよう、とにかく褒めることを欠かしません」。そう話す山口さんは、とびっきりの笑顔と優しい声で訓練犬に歩み寄った。

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook