麻生区版 掲載号:2018年2月16日号
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10年目の開催となる「アルテリッカしんゆり」の実行委員長を務める 佐藤 忠男さん 日本映画大学名誉学長 87歳

多彩な芸術 親しむ機会に

 ○…新百合ヶ丘に点在する文化ホールなどを中心にオペラやバレエ、ジャズ、演劇に古典芸能まで、多ジャンルの公演を行う芸術祭「アルテリッカしんゆり」実行委員長。今年で10年目となる恒例イベントだが「映画や音楽の大学、拠点施設などが新百合ヶ丘に出来て、芸術文化が育つ土壌は感じていたけれどイベントが盛り上がる保証もないので10年続くとは思っていなかった」と胸の内を明かす。

 〇…新潟県生まれ。13歳で飛行兵を目指すも翌年終戦、再開されたアメリカ映画を観て衝撃を受けた。「若い娘が颯爽と都市を歩き、男たちが健全な笑顔で振り返るシーンに文化の違いを痛感しました。敗戦の要因に文化の違いがあったんだってショックを受けて、帰りの足がふらついたのを覚えています」。電電公社に勤めながらも映画への情熱は冷めず、論文や批評の投書を続けるうちに若手の批評家として頭角を現した。

 〇…日本映画大学の名誉学長。趣味は特にないときっぱり答えるその裏返しで映画への強い思いがある。講演先のアジア各国で見つけた現地映画を評価し日本に紹介する活動はモンゴル、ベトナム、韓国などで文化勲章を受章するなど評価を得ている。「欧米などでの受賞より、まだ映画産業が途上の国にある素晴らしい作品を紹介して、それが認められるのは、自分が仕事をしたんだなって気持ちが持てて嬉しい」。

 〇…さまざまな映画に脚光を当てることと同様の思いで、アルテリッカには多様な芸術に親しんで欲しいと願いを込める。「この時期にしんゆりに来れば何かしら楽しめる公演があるので興味がある分野だけでなく、新劇が好きなら能や狂言も、ジャズからオペラなど横断的に他の芸術も楽しんでもらいたい」。誰でも多種多様な文化の話が出来る芸術祭にしていくことをこの先の目標に「今までやって来たことをきちんと続けることが大切だと思っています」と笑顔で前を向く。

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