囲碁技術の向上や地域の世代間交流などを目的に活動する「新百合囲碁学園」が3月に初となる団体イベントを開催する。催しの目玉に据えたのが、市内でも珍しい「100面打ち」企画だ。
2013年4月、囲碁を学んでいる子どもに大学生ら若手実力者が指導を行う本格クラスとして始まった新百合囲碁学園。その後、女性向けクラスや初心者向けクラスを開講するなど、児童の棋力向上と囲碁を活用した地域交流などをテーマに活動を続けている。
今回はクラスを超えた交流や川崎市内での囲碁に親しめる環境づくりを目指し、団体として初めてイベントの開催を決めた。企画のひとつとして打ち出すのが「100面打ち」だ。3月31日(日)に市民交流館やまゆりで実施する「学園祭」では有段の若手プロ棋士など10人が50人との対局を2回に分けて行う。
川崎でも定着を
イベント開催に向けて奔走するのが初心者向けクラスに通う杉本省吾さん(45)=上麻生在住=。実行委員長として当日の碁盤確保や参加者の募集などをメンバーと行っている。杉本さんは「多くの人が参加できてイベント性も高いと思い100面打ちを企画しました。有名な平塚市の1000面打ちや埼玉県川越市の100面打ちに並ぶようなイベントとして川崎でも定着できれば」と期待を込める。
イベント当日は午前中に参加自由の交流戦などが行われ、午後から100面打ちが実施される。100面打ちは世代関係なく参加を受け付けており、プロ棋士との対局が2500円(特典付)、一流アマとの対局は1000円の参加費が必要。申し込みや問い合わせは同学園受付【携帯電話】090・9819・3407か【メール】shinyuriigokids@yahoo.co.jpへ。
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