神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2019年3月1日 エリアトップへ

川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)2019の実行委員長を務める 下八川 共祐さん 昭和音楽大学理事長 76歳

公開:2019年3月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

新しい10年を踏み出す

 ○…昨年10回目を迎えた芸術祭、アルテリッカしんゆり。次のステップの始まりとなる今年度から、実行委員長を務める。同祭には10年前から携わっており、「まだ世に出ていない人を見つけるのも役目の1つ。地元出身の優秀なアーティストを川崎でデビューさせることができるのは嬉しい」と顔ほころばせる。

 ○…高知県出身。戦後、発展する状況の中で育ってきたが、「性格はニヒルっていうのかな」と同世代の学生運動に対しては付和雷同しなかったという。父でオペラ歌手、圭祐氏の元、幼い頃から劇場でオペラに親しむも「正月に家族が集まる中でも勉強をする父の姿を見て、歌手になろうとは思わなかった」。一方で「学生時代に趣味で通った歌のレッスンは楽しかった」と振り返る。1969年に父と昭和音楽短期大学を厚木に開学。84年の大学化には人脈や国との交渉も必要だったが、短大とともに携わってきたオペラ団体「藤原歌劇団」の運営で培った手腕を発揮。人生の大半は音楽振興に関わってきた。

 ○…新百合ヶ丘に大学のキャンパスを移転し、まもなく12年。麻生のまちは「地域の人に演奏を聞いてもらう環境にも恵まれている。学生にも緊張感が生まれ、こんなにありがたいことはない」。金程在住で柿生や百合丘の店に飲みに行くことも多く「昔の感覚があるところがいいね」。

 ○…同祭の公演のほとんどを実行委員会が企画する。「実行委員の発想力はすごい。私は面白い企画に飛びついているだけ」と歯を見せる。運営を支えるボランティアは200人を超え、3万人近くが来場する。「地道に作りあげてきたから続くのだと思う。これから10年に向け、企画者もボランティアも若い力を取り入れたい」。新しい一歩は踏み出したばかりだ。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook