豊かな財政を市民要求に 日本共産党 川崎市議会議員 かつまたみつえ
川崎市の財政力は豊かです。これを不要不急の巨大な大規模開発につぎ込むのではなく、市民の暮らし、福祉のために使うべきです。
市税収入は6年連続で過去最大の3637億円。個人市民税、固定資産税、法人市民税も増えており、財政力は政令市でトップです。しかも“市の貯金”に当たる減債基金は2223億円。その余剰金の一部(1000億円)を使っただけでも市民の要求が大きく実現します。
いま市政を見ると、小児医療費助成制度では中学3年生までの無償化は県内33市町村のうち28市町村まで拡大している中、川崎は小学6年までと遅れています。16・5億円で実現する中学卒業までの医療費無料化は待ったなしです。
保育所待機児童は、1月25日現在の4月入所保留数が全市で3541人、依然として保育所不足は深刻です。特養ホームの待機者は2月末で、2666人という事態ですが、特養ホームの整備はたったの1ヶ所です。中小企業支援費は予算の僅か0・1%です。その一方で臨海道路の東扇島水江線は総額980億円にも膨れ上がり、市は市民にも議会にも知らせず承諾、国の言いなりになっています。不要不急の大規模開発に2150億円も投入しようとしています。
川崎市の豊かな財政を限りない大規模開発につぎ込む市政運営は、自治体の本旨からも相容れません。予算の組み替え動議を出し、豊かな財政は切実な市民要求実現のためにと、がんばります。
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