川崎市は今月7日、4月1日時点で保育所などに入れなかった待機児童数が前年比4人減の14人だったと発表した。
区別では幸区が8人、中原区が5人、宮前区が1人だった。
ただ、希望の保育所などに入れなかった保留児童数は2772人(対前年比188人減)いた。麻生区では33人減少した一方で、幸区では114人増加するなど地域による差も浮き彫りとなっている。
市内の就学前児童数は8万409人(4月1日時点)で、対前年比で933人減ったが、新川崎駅や武蔵小杉駅周辺をはじめとしたエリアは大規模住宅の開発に伴う転入増等により増加をしている。
市によると、利用申請者数は対前年比で1702人増え、過去最多の3万3471人だった。申請率も昨年から2・5ポイント増加し、41・6%となった。5年前と比較すると10ポイント以上増加している。
認可保育所などの整備や、認定保育園の活用、幼稚園の一時預かりなどで受入枠を拡充したことから、利用児童数は1890人増の3万699人で過去最多となった。
保育所などの施設数は昨年から32増え、452園で、定員は1953人増の3万435人と拡充したが、利用申請者数には届かなかった。
市は今年度の取り組みみとして、保育ニーズの高いエリアを中心に認可保育所などの整備促進を図り、1791人分の受け入れ枠確保を進める予定としている。
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