川崎市内在住の被爆者らによる「川崎市折鶴の会」が6月10日と11日、多摩区総合庁舎で折鶴交流会を行った。
核兵器廃絶と世界平和を願い、折り鶴を広島と長崎に届ける取り組みとして同会が10年以上続けている催し。今年も同会の呼びかけで来庁者が色紙で多くの折り鶴を作っていった。10日に同区役所を訪れた50代女性は「鶴を折るのは久しぶりだったが、会のいきさつなどを聞かせもらい勉強になった」と話した。
寄せられた折り鶴は同会メンバーが千羽鶴に仕立てた後、広島と長崎に届けられる。同会の森政忠雄会長(85)=麻生区在住=は「戦争や核兵器の使用が二度と行われないことが望まれる。会の高齢化は進むが、これからも平和と鎮魂を祈って作られた折り鶴を8月の式典に届けていきたい」と話していた。
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