800年以上前に王禅寺の山中で発見され「柿生」の由来となった禅寺丸柿を収穫する体験が、10月5日に黒川の農家で開催された。
柿もぎ体験は毎年実施され、区と麻生観光協会(立川勲会長)が主催、柿生禅寺丸柿保存会(飯草康男会長)が協力。今年は193人から応募があり、抽選で選ばれた親子ら28人が参加した。
当日は、昔から使われているという先の割れた竹の棒「ばっぱさみ」を使って収穫。柿の枝に竹の先端を差し込み、一ひねりして枝ごと実を取るという仕組みだ。長い竹棒の扱いに悪戦苦闘していた参加者だったが、コツをつかむと狙った実をスムーズに取れるように。父親と参加した3歳の男の子=区内在住=は、柿7個を収穫。父親は「地元の名産を、珍しい方法で収穫できて楽しかった」と感想を話していた。
近隣の畑でサツマイモの収穫体験も行われ、参加者は地元でとれた秋の味覚を両手いっぱいに持ち帰った。
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