段ボールを組み立ててベッドを作成
麻生区総合防災訓練が長沢中学校で10月26日に開催された。
災害時に必要とされる活動のポイントや技術、日頃から準備すべき防災対策を地域住民に身につけてもらうことが目的。昨年度から開催地域の特色に合わせた訓練を行っている。今年は10月19日に西生田小学校で開催予定だった訓練が大雨予報で中止され、長沢中での開催のみになった。
長沢中では訓練前日から避難所宿泊体験を実施。約50人が参加した。参加者は避難所開設の順序確認や、お湯や水で復元するアルファ化米を実食する炊き出しなどを体験。初めてアルファ化米を食べた参加者たちからは「ちょっと固い」「味がついているので食べられる」という感想が上がった。
翌日の訓練には３００人が訪れ、起震車や消火体験に多く人が集まった。ハザードマップで入念に土砂災害警戒区域を確認する参加者も。区担当者は「『自分の身は自分で守る』という意識を地道に啓発し、参加者は体験や情報を家庭に持ち帰って日々の備えにしてほしい」と話していた。
ハザードマップを確認
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