麻生区の王禅寺で、子年だけの観音菩薩開帳が4月19日まで行われた。12年に一度の開帳は5月6日まで予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、早い閉帳となった。
同寺は横浜市、町田市、麻生区にまたがる「旧小机領三十三所観音霊場」の第22番札所。4月1日から一斉開帳が行われていたが、緊急事態宣言を受け、全33所で開帳期間の短縮を決定。現在、再開帳の予定はない。
最終日となった19日、参拝者はマスク着用や手の除菌に気を配り、尊像を前に手を合わせていた。朱印をもらう人や、普段と異なる寺の様子を撮影する人も。麻生区在住の女性(58)は「普段の静かな王禅寺に来たことはあるが観音開帳は今まで知らなかった。12年後も来られたら」と話した。
同寺によると19日間で約2500人が参拝。森光彦副住職は「期間は短くなったが、密集しないように参拝していただいた。次回の開帳も無事できれば」と話している。
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