多摩区に拠点を構える劇団「オペラシアターこんにゃく座」(萩京子代表)が、今後の活動継続のため、クラウドファンディングで支援を募っている。目標金額は2000万円。新型コロナウイルスの影響で公演中止が相次ぐ中、経済的に困難な状況を乗り越えるため協力を呼びかける。
50周年 目前に
「新しい日本オペラ」を創作し続け、2021年に創立50周年を迎える同劇団。節目の年に向け、新作公演の準備も進む。一方、コロナ禍で60公演以上が中止となり、収入減は5000万円超。このままの状況では活動継続が困難になることから、インターネット上で資金を募る「クラウドファンディング」を先月20日に開始した。
支援金額によって8種類の返礼品を用意。1万円でこんにゃく座歌役者サイン入り顔写真、3万円でオリジナルトートバッグなどが贈られる。100万円の寄付では、歌役者による出張ミニコンサートも。8月7日時点で支援総額は約606万円、支援者数は217人に上っている。
支援受付は10月7日まで。達成金額に応じて、座員による合唱の動画も順次公開されていく。「経済的な危機を乗り越えるために、皆さまのお力をお貸しください。50年にわたって灯し続けてきた『日本オペラの灯』が消えることのないよう、座員一同精一杯努力します」と萩代表。
詳細は同劇団ウェブサイト。問合せは【電話】044・930・1720。
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