市内の和菓子店で成る川崎市菓子協議会(山中誠会長)はこのほど、店舗情報や会の活動、和菓子の豆知識を掲載した「和菓子マップ」を作成した。3月に川崎総合科学高校(幸区)を卒業した加山華乃さん(19)がデザイン。山中会長は「マップをきっかけに協議会や和菓子の魅力を知ってほしい」と話す。
協議会の活動を周知するための媒体を作りたいと、市菓子協が一昨年の冬に同校に協力を要請。昨年4月、当時デザイン科の3年生になったばかりだった加山さんが手を挙げ、1年かけて制作した。
3年間の集大成
「大好きなお菓子を題材に、3年間で学んだことを表現したかった」と加山さん。表紙には市内各区の「区の花」を練り切り風にした自作のイラストを配置し、オリジナリティを発揮。地図の色やフォントにはユニバーサルデザインを採用し、老若男女に手に取ってもらうための工夫を施した。
現在は美術大学でグラフィックデザインを学んでいる加山さん。「制作物として世に出すことができた上、卒業制作展で最優秀賞を受賞することもできた思い出深い作品。マップが和菓子に親しむきっかけになれば嬉しい」と笑顔を見せた。
マップは加盟店や区役所などで配布している。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|