今年で14回目となる新百合ヶ丘駅周辺のイルミネーション「kirara@アートしんゆり」(同実行委員会主催=小島龍彦実行委員長)が11月21日、初の試みとして建物の壁面を使ったサプライズカウントダウン」を行った。「3密を避けるため、予告なしに行ったが、生活を支えている人たちに”感謝”の思いを届けたかった」と同団体。
毎年、点灯式には多くの人が参集するが、同実行委員会の会議では新型コロナ感染症のため、今年は中止し自動で点灯する予定で準備が進められていた。しかし、「医療従事者など我々の生活を支えてくれている人たちへ感謝の気持ちを伝えたい」と委員の1人が発案。新百合ヶ丘駅のペデストリアンデッキに面する建物の壁面を使い、動画でメッセージを上映することに変更となった。
当日は、壁面から約80メートル離れたペデストリアンデッキ上にプロジェクターを設置。600インチのスクリーンを作り出した。映像では小島実行委員長や多田貴栄麻生区長が、「感謝」をテーマにメッセージを送ったほか、麻生区を紹介する動画が上映。後、カウントダウンと共に光がともった。
小島実行委員長は「こんな時だからこそイベントを行いたかったが、やはり3密はになるのは危険。日本映画大学の技術や、みなさんの多大な協力により、メッセージを伝えられてよかった」と話していた。
イルミネーションは、ペデストリアンデッキ中央に感謝の気持ちを表した赤いリボンデザインのメインツリーを設置。トンネル型の装飾やオリーブの木々、北口の川崎市アートセンター前の並木にも飾られた。
このイルミネーションは、午後5時から午前0時まで点灯。期間は来年2月14日まで。
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