神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2020年11月27日 エリアトップへ

市職員広岡さん ダウン症児の成長記出版 父親の視点で綴る

社会

公開:2020年11月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
著書を手にする広岡さん
著書を手にする広岡さん

 川崎市役所に勤める広岡真生さんが、ダウン症の長男・歩睦(あゆむ)さんとの16年間の生活を父親目線で綴った『誰だって誰かのヒーローになれる ダウン症児子育ち日誌』(言叢社)をこのほど、出版した。広岡さんは「ダウン症に対する理解の一助となれば。福祉とは関係のない分野にいる人に手に取っていただきたい」と語る。

 広岡さんは歩睦さんが生まれた際、医師から心臓疾患とダウン症を告知された。衝撃を受けた一方、周囲の人と話をするうちに「変わった子育てになりそう」だと予感。多くの人に知ってもらおうと、2005年3月から組合の機関紙に連載を始めた。読者からの反響も大きかったことから書籍化。著書は15年の連載に加え、胎児のダウン症を調べる新型出生前検診(NIPT)や相模原障害者施設の殺傷事件でクローズアップされた優生思想についてもページを割き、親の思いとして文章にしている。

 著書は4章で構成。日々のやり取りの中で感じる子どもの成長の楽しさの中に、健常児と何ら変わらない驚きと発見が綴られている。広岡さんは生活保護や児童虐待対策などに携わった経験から「ダウン症児からみた閉塞感のある社会のありようを浮き上がらせ、新しい見方を提供した」と執筆への思いを語る。「ダウン症児の将来は豊かさや可能性に満ちている。幸せの物差しが色々あることも知っていただければ」とも強調する。

 価格は1682円税別。北野書店はじめ市内主要書店、アマゾンなどで購入できる。

麻生区版のローカルニュース最新6

旧黒川村を散策

旧黒川村を散策

5月11日 麻生観光協会

3月29日

気持ちの良い麻生川へ

川崎麻生RC

気持ちの良い麻生川へ

桜まつりに向け清掃

3月29日

合同美術展で連携を

合同美術展で連携を

王禅寺団地自治会館で

3月29日

23年度「最も活躍した子」に

上麻生在住今井結菜さん

23年度「最も活躍した子」に

地域団体から表彰

3月29日

麻生の歴史を絵本に

川崎新都心街づくり財団

麻生の歴史を絵本に

市内全小学校へ寄贈予定

3月29日

「災害時、開いてます」

市薬剤師会

「災害時、開いてます」

436店舗で一斉防災訓練

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook