クラシック音楽の秘密をひも解きながら演奏を楽しむコンサートが、1月24日(日)に昭和音楽大学(上麻生)で開催される。「若い人たちにクラシックを身近に感じてほしい」と同大学生が企画・制作する。
演奏会の題名は「理由(わけ)ありクラシック」。演奏するのは「アヴェ・マリア」「展覧会の絵」「幻想交響曲」など誰にも聞きなじみのある曲。「実はゴーストライターがいた」「ピアノ独奏曲だった」「作曲家の失恋をもとに書かれた」などの解説を交えて紹介する。
演奏会に携わるのは、舞台制作を学ぶアートマネジメントコースの3年生7人。同コースでは、年に数回、企画公演を行う。企画立案者で制作を務める山田実梨さんは、生物の意外な一面を紹介する児童書からヒントを得た。「10代、20代でクラシック音楽を聞くのは吹奏楽経験者や音大生ばかり。『理由あり』をフックに、クラシックに対する『堅い』『お金持ちの芸術』というイメージを払拭できれば」と語る。同じく制作の樋口涼香さんは「背景を知ると、これまでとは違う観点で曲を楽しめるはず」と太鼓判を押す。
出演者も若人で構成
編成は弦楽四重奏と電子オルガン、声楽など幅広く、同大学生を含む14人が出演。感染症対策も工夫しながら生演奏を届ける。山田さんは「定額制配信サービスの流行やコロナの影響もあるが、ぜひ実際の音を聞いてもらいたい。出演者の年齢も若めなので、中高生にもとっつきやすいと思う」と呼びかける。
会場はユリホール(南校舎5階)。午後3時開演。チケットは全席指定で一般2500円、学生1500円。購入方法など詳細は演奏会HPへ。
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