4月1日に区役所等で配布される「まちのひろば」の編集を手掛けた 佐々木 直子さん 千代ヶ丘在住 60歳
愛を込めて記事作成
○…麻生区内の誰もが気軽に集える居場所や、そこで活動する団体などを紹介する冊子「まちのひろば」。編集、デザイン等のディレクターとして製作指揮を執った。制作開始から約1年。コロナ禍で内容、ページ構成で苦労したものの、納得の一冊が出来上がった。「この冊子が点となり、線となり、まちの中でいろいろなつながりができたら。愛おしい一冊になった」と笑顔で語る。
○…父親の仕事の都合で幼い頃は転勤族で、海外に住んでいたことも。大学生の時に、姉妹で多摩区に移り住み、以来、ほとんどを麻生区で過ごしてきた。流通の仕事を志し、大学卒業後に百貨店に勤務。転職して別の百貨店の人事部で、バイト、パート向けの広報誌を作ったのが編集との出合いだった。「伝えたいことを紙で発信できるのが楽しくて」。人と接したい、会いたい、美味しいものを伝えたい。そうした思いを叶えてくれる編集の道を歩み始めた。
○…現在、夫と二人で編集プロダクションを営む。あさお市民活動サポートセンターで「あさお区民記者」も務め、「あさおふれんず」「やまゆりニュース」の編集長も担う。以前勤めていた会社の上司に『人をいざなえるような記事を』とアドバイスされ、それを信条にしてきた。「データ、原稿に愛を」を心掛け、日々取材、原稿作成に奔走する。
○…趣味はバンド活動。キーボードを担当し夫や息子たちと麻生文化祭に出演する。今後、「しんゆり出版」なるプロジェクトを立ち上げ、地域に数多いる人たちの歴史を記す活動を夢見る。「地元には素敵な人たち、美味しいお店がたくさん。そこにスポットをあてて多くの人に知ってもらえたら」。川崎、麻生区を愛する気持ちは誰にも負けない。
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