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3月29日
麻生区内で誰もが気軽に集える居場所や、そこで活動する人たちなどを紹介する冊子『まちのひろば』が完成し、4月1日から区役所や麻生市民交流館やまゆりで配布される。発行は麻生区と、認定NPO法人あさお市民活動サポートセンター。同団体の植木昌昭理事長は「まちのひろばをどう活かしていくか。この本を活用してほしい」と呼びかける。
「まちのひろば」は、誰もが集える地域の居場所で、そこで活動をしている人、活動をしたいと思っている人たちが出会い、つながり、交流し、次の一歩へのきっかけとなるような場所のこと。
今回完成した冊子では、「世代を超えたつながりがうまれる場所」「子どもの居場所+パパ&ママの居場所」「気軽に集えるお店&スポット」など、公共や民間の施設、店舗など80カ所と、そこで活動する22の団体やグループなどが紹介されている。
川崎市は2019年3月から、多様なつながりや、地域での居場所を創設し、持続可能な都市型コミュニティを目指すための将来像として「希望のシナリオ」を掲げ、各区で取り組みをスタート。あさお市民活動サポートセンターは、その地域の居場所などを紹介する冊子の制作を区に提案。麻生区地域課題対応事業として委託を受け、制作が決まった。
「活動に活かして」
制作にあたり、同団体を中心としたプロジェクトチームを結成。制作の中で重視したのは、より多くの人の視点で「まちのひろば」を取り上げること。そこで19年11月から、自薦・他薦を問わず募集。結果、80カ所の応募があった。プロジェクトチームと、あさお区民記者で、それらの場所や、活動している団体・グループなどへの取材を重ね、1年がかりで96ページにわたる冊子が完成した。
編集、デザイン等を担当した佐々木直子さん=人物風土記で紹介=は「コロナで活動を中止している団体が多く、取材が大変だった」と苦労を話す。植木理事長は「『希望のシナリオ』の取り組みの中で、こうした冊子をつくったのは麻生区が初めて。データだけでなく、読み物をつくりたいと思った。地域の資産として、どういうものがあるか見てもらって活用してもらえたら」と話している。
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