市立片平小学校6年生の福田佳朋さん(11)が7月4日、横浜市で行われた「第42回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会」の小学生以下の部の神奈川大会に出場し、優勝。8月20日・21日に行われる全国大会に出場する。
県内の小学生の実力者8人が参加した同大会。福田さんは4年生の時に、同大会で優勝し、神奈川代表として全国大会に出場している。大会前には「勝てたらいいな」と思っていたという中で、迎えた1戦目。初手合わせの相手で「緊張して、いつもと違った感覚だった」と振り返るも勝利を収めた。続く、2戦目、3戦目も勝利し、初めて同大会で優勝。神奈川代表の座を射止めた。
2度目の文部科学大臣杯の全国大会に挑む福田さん。前回の出場時は、1勝2敗で予選リーグで敗退。今回は「まず予選リーグを勝ち抜きたい。予選で3勝して、そのまま優勝を目指したい」と意気込みを語った。
終盤にうまさ
祖父が囲碁を打つ姿に興味を持ち、小学1年生の秋から碁を打ち始めた。万福寺にある「新百合子ども囲碁教室」に週に一度通い、自宅でも一人碁やインターネットを使って腕を磨いていった福田さん。同教室を主宰する「新百合ヶ丘囲碁クラブ」内の段位で、大人も含めた約180人の中で最高位の7段格を有する。「大人と打っても勝てる実力。幼い頃から熱心に打ってきた。この先が楽しみ」と同クラブの古澤功さんは話す。
福田さんは「1局1局盤面が違うのが楽しい。みんなには終盤がうまいと言われる」と囲碁の魅力と、自分の碁の特徴を語る。
麻生から代表2人
文部科学大臣杯の全国大会には、市立王禅寺中学校3年生の高橋大地さんも中学生の部で出場する。高橋さんも、一時期同教室に通っていたこともあるという。古澤さんは「麻生区から全国で活躍してほしい」と期待を寄せる。
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