22競技が行われる東京パラリンピック。そのひとつに、川崎市が力を入れている競技がある。それは「ボッチャ」だ。
市長杯をはじめ、市内で各団体が大会を催すほか、川崎市の職員チーム「川崎ボッチャーレ」が全国規模の大会で優勝したことも。市内の各スポーツセンターでもボッチャの道具の貸出を行っている。
ボッチャは、重度脳性まひ者、もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案された競技。赤と青のボールをそれぞれ6球投げて、ジャックボールと呼ばれる白いボールに、いかに近づけるかを競う。現在は、障害のある人もない人も楽しめるスポーツとして、注目を集めている。
麻生区役所に務め、日本代表のコーチやアシスタントを務めた経験もある、川崎ボッチャクラブ代表の新橋さち子さん(38)は「重度の障害を持つ人が出場できる競技。BC3というクラスでは投球補助具を使うので、ぜひ注目してほしい」と話し、続けて「BC4では以前、両手足欠損の選手が肩でボールを投げていました。多様性があり、いろいろな投げ方の選手がいるので面白いです」と魅力を語る。
”地上のカーリング”とも呼ばれ、技術とともに頭脳戦が繰り広げられる「ボッチャ」。新橋さんは「選手たちはミリ単位でボールを寄せます。どのように寄せて点数を取るか。一緒に戦術を考えながら、観戦すると楽しいと思います」と観戦ポイントを語る。「興味を持ってもらえたら、市内でも大会があるので、一緒に楽しんでほしい」と呼びかけた。
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