桐光学園高校水泳部が8月に長野県で行われた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場。小嶋壮選手(3年)が100メートル平泳ぎで、上川畑(かみかわばた)英選手(2年)が400メートル個人メドレーで準優勝した。
緊張乗り越えて
1年時にも同種目でインターハイに出場した小嶋選手。この2年間で体力づくりを強化してきた。体重は5キロ増量、「キック力が上がった」と変化を語り、関東大会では優勝を果たした。
迎えた全国の舞台。ところが、最初に出場した200メートル平泳ぎでは体調を崩し、結果を残せなかった。「周囲の期待に応えたい思いと、最後のインターハイで結果を残したい思いが強く、自分自身にプレッシャーをかけてしまった」と小嶋選手は振り返る。
次のレースまでの中1日、サポートを受けながら、気力体力ともに立て直した。「緊張感からは抜けなかった」が、100メートルの決勝は自己ベストタイムを更新する力泳で2位に。結果には決して満足していないが、小嶋選手は「この3年、良い雰囲気のチームでやってきて楽しかった。これからの試合も、楽しんで泳ぎたい」と話している。
「楽しんで泳げた」
昨年は多くの大会が中止になり、上川畑選手にとっては、インターハイが高校生になって初めての大きな大会だった。練習では、持久力をつけるため1日6000〜8000メートルを泳いだ。
全国はまず200メートルバタフライに出場したが、4位と惜しくも表彰台を逃した。「悔しかったけれど、次に切りかえられた」と上川畑選手。個人メドレーは「得意のバラフライで先行し、苦手な平泳ぎで競り負けないことを意識していた」と語る。予選は1位で通過。「あとは自分のレースをするだけ」と決勝に臨んだ。ずっと破れなかった4分20秒の壁を越え、自己ベストを更新して準優勝を果たした。「楽しんで泳げた」と笑顔を見せる。
来年の優勝を目指す上川畑選手は「今年は個人種目のみでの出場だったので、来年はリレーで出場できるようになりたい」と部の活躍にも目を向けている。
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