麻生市民館で活動し今年25周年のサークル「男の自慢料理」で会長を務める 間渕 秀和さん 多摩区在住 68歳
醍醐味は作る楽しみ共有
○…成人男性対象の料理サークル「男の自慢料理」で6代目の会長を務める。立ち上げから参加し、活動は今年25年を迎えた。調理時、会員は講師の話を熱心に聞く一方で、指示通りではない方法で進めてしまうことも。「同じレシピなのに、出来上がった料理の味付けが違うこともよくある」と苦笑。それでも、自由な雰囲気の中で「自分でつくって食べることをメンバーみんなが共有して楽しんでいるのが特徴」と優しく語る。
○…幼少から家事の手伝いなどで、料理をすることが好きだった。技術系のサラリーマンとして働いていた40代の頃、麻生市民館で男性対象の料理教室が行われると知り、受講。そこからサークルが発足し、本格フレンチから家庭料理まで、300を超える25年分のレシピを保管し、自宅でも活用する。家族に手料理を振る舞うことも多く「妻はいつも『おいしい』といっておだててくれる」と笑う。
○…一度ハマると研究したくなる性格で、今挑戦してみたいのは卵料理。「シンプルだからこそ、奥が深い」と言い、目指すのは、築地で売られているような卵焼きだ。天体観測も趣味のひとつで、「しょっちゅう車を飛ばして星がきれいに見える場所に見に出かけている」とフットワークは軽い。生田緑地の「かわさき宙と緑の科学館」では、プラネタリウムの解説ボランティアを10年以上続けている。
○…一人暮らしの高齢者も増えるなか「男性にとっても料理スキルは必要なことも多いし、何より同じ地域の男性同士でわいわい料理できる場は他にあまりないと思う」と活動の役割を語る。今後は、コロナ禍でできないでいる、家族を招待して行うクリスマスパーティーや、食べ歩き会の復活を願っている。
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