黒川竹行燈の会(野島保代表)による「竹行燈」の展示即売会が11月13日・14日の2日間、黒川公会堂で開催され、にぎわいを見せた。
8年前に発足した同会。里山が残る黒川地域で、環境保全を目的に、自生する孟宗竹を有効活用しようと、地域有志で竹行燈を制作。1年に一度、会員がそれぞれに作った竹行燈や竹細工を展示、販売している。
今回も、地元で刈り取った太い竹に、22人の会員が好きな模様を彫って作った行燈46点を展示。型紙をつかった幾何学模様のデザインや、有名なキャラクターをかたどった作品も並んだ。「年々みんな上手になっている」と野島代表。麺ゆで箸や、靴べら、しゃもじなども展示販売された。
野島代表は「今年もコロナでできるか不安だった。2日間で多くのお客さんに来ていただけて感謝です」と話す。続けて「買う人、作る人の好みに多様性があって楽しみ。竹と相まった行燈の優しい灯りが喜ばれている。これだけ太く、節のある竹は近隣でも少ない。竹は放っておくと枯れるので、これからも里山の保全のためにも、作品を作り続けていきたい」と話した。
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