サッカーJ1リーグ・川崎フロンターレの知念慶選手が6月14日、市立栗木台小学校(松澤ゆかり校長)を訪れ、1年生に向けてパソコンの使い方などを確認する授業を行った。
川崎市では昨年3月から、全公立小中学校でパソコン端末を使用した授業を推進するため、全生徒・児童に、ひとり一台、端末を提供する「かわさきGIGAスクール構想」に取り組んでいる。小学1年生には、5月頃に端末を配布し、アルファベットによるパスワード入力の練習など使い方を学んでから、実際の学習活動で使用を開始。市教育委員会では、その準備過程を「GIGA開き」と呼んでいる。
フロンターレは毎年「川崎フロンターレ算数ドリル」の作成し、市内全校に配布している。今回、端末を使う際の約束事を知念選手が伝える動画を製作。同選手が同校のGIGA開きにあわせて訪問した。
約束事守って
パソコンルームに集まった1年1組の児童28人は、事前に6年生から教わった端末へのパスワード入力に挑戦した後、各自の端末で「けんこうにきをつけよう」「ルールをまもろう」「たいせつにつかおう」と知念選手が「3つの約束」を呼び掛ける動画を視聴。その後、サプライズで知念選手とチームマスコット・ふろん太が教室に登場すると、児童たちから歓声があがった。知念選手は、端末使用時の3つの約束を実際に児童に呼びかけ、端末とサインカードを手渡した。
同選手の訪問、授業を受けた児童は「びっくりした。パソコンを大切に使いたい」と感想を話した。知念選手は「普段、小学校低学年の子どもと触れ合う機会がないので楽しめた。自分たちの時には、学校でパソコンを使っていなかったので、時代だなと感じた。約束事を守って使ってほしい」と話した。
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