神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2022年9月23日 エリアトップへ

区民団体へそのお リメイク法被(はっぴ)を寄贈 高齢者施設の体操で活用

社会

公開:2022年9月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
法被を制作、寄贈した「つながりんく へそのお」の(左から)月野さん、長嶋孝子さん、井関洋子さん、小泉さん
法被を制作、寄贈した「つながりんく へそのお」の(左から)月野さん、長嶋孝子さん、井関洋子さん、小泉さん

 手芸好きの人たちが集まり、古い着物を巾着やバッグなどにリメイクする活動を行う区民有志のボランティア団体「つながりんく へそのお」は今月、リメイクした法被を小規模多機能「支え合い」(栗平)に寄贈した。地域から使わなくなった着物を寄付してもらい、それを有効活用する循環型の取り組みで地域の交流を広げる。

 新型コロナの感染が拡大し始めた2020年春。マスクが入手困難になった際、高石地域包括支援センターを中心に、地域住民有志がボランティアとして集まり「手作りマスクプロジェクト」を発足。地域の高齢者施設や障害者施設などに配布する活動を行っていた。その後、メンバー有志で、新たに「つながりんく へそのお」を立ち上げた。

 メンバーは男女7人。その一人・月野光雄さん=人物風土記で紹介=が「着物は日本文化。たんすの肥やしや、捨てるのはもったいない」との発案で、地域住民らから余った布や着物を寄付してもらい、巾着や手さげバッグなどにリメイクする活動を行ってきた。

 今年に入り、多世代交流の場「みんなで支え合い広場」を展開する小規模多機能「支え合い」に定期的に集まり、創作活動を実施。同施設に勤務する、ボクシングの元日本王者の黒田雅之さんから「座って踊る体操『座ソーラン』で利用者さんが使う法被をお願いできないか」と依頼を受けた。「法被を着ると、利用者の方々も盛り上がる思って」と黒田さん。快諾した同団体は、ミシンや手縫いで法被8着を制作し、寄贈した。黒田さんは「地域の方々に支援していただき、ありがたい」と喜ぶ。

 月野さんは「ものがあふれている時代。知恵を出し合えば、さまざまなリサイクルの形になる。活動の幅を広げていきたい」と語る。同団体の小泉悦子さんは「依頼があれば、これからも制作していきたい。作る楽しみを継続することで、地域の活性化や、顔の見える関係づくりにつながれば」と話している。

受け取った「支え合い」の黒田さん
受け取った「支え合い」の黒田さん

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook