神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2022年9月30日 エリアトップへ

上麻生JINEN-DO(じねんどう) 新たな地域活動拠点に 多様な人のつながり創出

コミュニティ社会

公開:2022年9月30日

  • LINE
  • hatena

 自立訓練事業所から、昨年3月にコミュニティー活動拠点としてリニューアルした「JINEN-DO」(上麻生)。9月21日には、高齢者と手仕事サークルによる帽子作りのワークショップが行われた。共同代表の一人、石田和之さんは「子育て世代、高齢者、障害者など多様な人たちが集まり、新たなつながりが生まれる施設にしていきたい」と話す。

 縁側付きの平屋建て民家を活用した地域のコミュニティー活動拠点「JINEN-DO」では、日頃、サークルや個人、団体が活動を行っている。その中の一つ「ちくちくの会」は、服の繕いや、ワンピース制作など布と糸、針でやりたいことを行う手仕事サークルだ。以前に同施設で開かれた認知症サポーター養成講座で知り合ったことがきっかけとなり、9月21日には高齢者から帽子作りを教わるワークショップを開催。子育てや裁縫について、会話に花を咲かせながら、作業を進め、帽子を完成させた。

利用者で広がる縁

 同施設は、もともと石田さんが重度知的障害を抱える息子のため、将来の就労の選択肢を広げることを目的に、2012年に就労移行支援事業所として開設した。その後、自立訓練事業所に移行。うつ病など精神疾患がある人たちの社会適応訓練を進める中で、石田さんは「子どもの頃から多様な価値観、社会性を身につける環境があるといいのでは」と感じるように。そこで「みんなで助け合いながら、働き、子育てし、仲間をつくる。いろいろな人が集い、つながりをつくれる施設にしたい」と、岩長真理子さん、大塚葉子さんと共に、昨年3月に「JINEN-DO」として形態を変えてリニューアルオープンさせた。

 現在、同施設を拠点に主に活動を行っているのは、約15の個人や団体。「お話会やボイスヒーリングなど、多様な人たちが仕事や交流といった形で活用してくれている」と石田さん。利用者の20代女性は「知り合いもいない中で転居してきた。ここを知り、仲間ができて救われた」と話す。

 石田さんは「森のように多様な人たちが集まり、新しいコミュニティが生まれてきている。この場所を知ってもらうことで、仲間が増えてくれれば」と期待を寄せる。

麻生区版のトップニュース最新6

理事会の夜開催、試行

麻生区町会連合会

理事会の夜開催、試行

現役世代参加へ模索

12月1日

喫煙場所を改修へ

新百合ヶ丘駅南口

喫煙場所を改修へ

12月4日から21日まで

12月1日

配送ロボで利便性向上へ

虹ヶ丘団地

配送ロボで利便性向上へ

民間3社が実証実験

11月24日

防災力強化、「自助」啓発も

川崎市

防災力強化、「自助」啓発も

新庁舎拠点に

11月24日

ワインでまち、大学つなぐ

岡上在住山田貢さん

ワインでまち、大学つなぐ

学生視点で地域活性化へ

11月17日

周遊して魅力再発見

虹ヶ丘地区

周遊して魅力再発見

18日 市が民間とイベント

11月17日

有限会社 柿生恒産

「ふるさと柿生の発展に貢献する」という思いで活力ある長寿社会実現のサポート

柿生中央商店会

10月15日(土) 柿まつり開催 柿生駅南口周辺

https://kakiochuoushoutenkai.jimdofree.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2023年12月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook