麻生警察署(玉置敏也署長)は5月22日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、川崎生田南郵便局の大内雪美さん(49)に感謝状を贈呈した。
4月11日、午後4時50分ごろに、80代の女性が来局。窓口にいた大内さんは、口座番号などが書かれたメモを手にした女性から「『入院還付金があるので、5時10分にATMの前から電話してほしい』と言われている」と相談を受けた。詐欺の疑いがあることに気づき、女性を説得して、警察に連絡したという。
被害を未然に防ぐことができたことについて、大内さんは「こうした事例があると聞いていた。窓口で防ぐことができて良かった」と胸を撫でおろし、「特殊詐欺の被害が起きているので、防止に向けてアピールできる取り組みを進めていきたい」と今後の対策について語った。
また同日、同署では、川崎信用金庫新百合丘支店丘の中村泰さんにも特殊詐欺を未然に防いだとして感謝状を贈呈。中村さんは4月13日、同支店を訪れた60代女性から保険料の還付手続きについて相談され、特殊詐欺を疑い、警察に連絡。未然に詐欺から防いだ功績が認められた。
玉置署長は「還付金はATMで操作することはない。被害を防ぎ、区民の財産を守ってくれたことに感謝している」と謝辞を述べた。
同署管内では今年、17件の特殊詐欺の被害が発生(5月19日時点)し、前年同時期に比べ11件増加。「詐欺かなと思ったら110番か麻生署まで連絡してほしい」と玉置署長は呼び掛けた。
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