ビールの苦みや香りの原料となる植物「ホップ」の植樹が6月30日、麻生区役所の中庭で行われた。「あさおホッププロジェクト」の実行委員と山本奈保美麻生区長、区の職員ら10人が参加した。
同プロジェクトは、参加者の自宅や片平にある共同畑でホップの育成を学びながら、地域交流と緑化活動を推進。ネットやフェンスに絡ませ、カーテン状にするグリーンカーテンを目指している。昨年に続き、麻生区市民提案型事業にも採択されている。
今回、区役所でグリーンカーテンを作ろうと植樹を企画。植樹したのは、病気に強く育てやすいという柑橘の香りが特徴のアメリカ産の品種「トライアンフ」の苗。実行委員長の福澤雄太さんの指導のもと、山本区長らは用意された7つのプランターに培養土と化成肥料を混ぜ合わせ、苗を植えていった。植えた後には、区役所3階につながるスロープに、つるを絡ませるネットと紐を掛け、水やりを行った。
福澤さんは「天候等にもよるけど、夏には1日に10センチほど伸びることもある。区役所の中庭は、いろいろな人や子どももいる場所。プロジェクトのことや、ホップのことを多くの人に知ってもらえれば」と期待を寄せる。
山本区長は「ホップは実しか見たことがなかったので、苗を育てていくことは新鮮で毎日見守っていきたい。若い方がホップを育てることで、区の緑を通じて魅力を発信し、来年の緑化フェアと連携できれば」と展望を語った。
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