日本最古の甘柿とされている麻生区の木・禅寺丸柿。柿生禅寺丸柿保存会(宇津木裕会長)は11月6日、禅寺丸柿の特長や歴史などを記した手引き1100部を、今年創立150周年を迎える市立柿生小学校に寄贈した。
手引きは同保存会の協力のもと、麻生区と麻生観光協会が10月に一部情報を更新して再刊行。同校の課外授業に同保存会の会員が協力するなど、以前から交流があったことから、11月18日(土)の記念式典に向けて寄贈することに。寄贈した手引きの表紙には、児童が考案した150周年記念のシンボルマークが新たにプリントされた。
宇津木会長は「昨今、若い人は柿から離れてしまった。禅寺丸柿のことを知り、親しみを抱くきっかけになれば」と思いを語った。杉本眞智子校長は禅寺丸柿が柿生の地名の由来とされていることに触れ、「まさに柿生の原点。子どもたちにはこれを機に地元に誇りを持ってもらい、大切に思ってほしい」と期待を寄せる。
寄贈された手引きは同校全児童と、記念式典に出席する来賓客に配布される予定。
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